安全への取り組み

海上輸送業務を営む上で、船舶及び人命の安全、環境保全、貨物の安全輸送の確立と維持は必要不可欠であり、当社では、次の取り組みを行うことによって、安全の確保に努めています。

取得済み国際規格

当社の海陸従業員は、ISM CODEの国際規格に基づいた安全管理システムをマニュアル化した、「SMS管理マニュアル」に従い業務を遂行しております。

安全航路の推進

「海上における人命の安全」「船舶の安全運航」「人身事故の防止」「環境保護の保全」に応えるべく、ハード面での船体の設備・構造と共に、海上従業員やこれを支援する陸上社員の業務といったソフト面についても体制を確立し、業務を効果的かつ確実に遂行することによって船舶の安全運航に努めています。 
また、当社の陸上及び海上従業員は、国際安全管理基準(ISM CODE)に準拠して策定された、「日本郵船グループ共通のSMS管理システム」を順守することにより信頼性の高い海上輸送サービスを提供しています。

安全管理システムの運用

当社は、国際海事機構(IMO)で採択された国際安全管理基準(ISM CODE)に基づき、当社独自の安全管理システム(SMS)を構築し、2002年の強制化に先立ち、1997年12月(財)日本海事協会から正式に認証を取得しました。
SMSとは「船舶の安全航行及び汚染防止のための国際管理コード(ISM CODE)」の要件を満たすように、会社が構築した安全管理システムをいいますが、その目的は、海上における安全、傷害又は人命の損失並びに環境、特に海洋環境及び財産の損害回避を、確実にすることにあり、会社は特に次の事項に留意しシステムを構築します。

  1. 船舶運航時の安全な業務体制及び安全な作業環境の確保
  2. 予想されるすべての危機に対する予防措置の確立
  3. 安全及び環境保護に関する緊急事態への準備を含めた陸上及び船内の要員の安全管理技術の継続的な改善を図る。

当社では、これらの経験を活かし、現在では日本郵船グループ共通のSMS管理マニュアルに基づき、さらなる安全運航に努めています。

安全点検及び各種訓練の様子